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№20 必要部分だけ印刷する方法|ゆっくりExcel印刷❷

Excelの印刷設定を自由自在に!シートごとの印刷方法と便利な設定

Excelで作成した表を印刷する際、思い通りのレイアウトにするのは意外と難しいものです。特に、複数のシートに分かれたデータや一部の範囲のみを印刷したい場合、設定方法を知らないと手間がかかります。今回は、印刷時に便利なExcelの設定を詳しく解説します。

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【STEP1】基本の印刷プレビューを確認しよう

  1. Excelファイルを開き、印刷したいシートを選択します。
  2. [ファイル] メニューから [印刷] を選択します。
  3. 画面右側のプレビューを確認して、印刷範囲や余白を確認しましょう。
  4. 「1/3」などの表示 になっている場合、複数ページにまたがっていることがわかります。

ポイント

プレビューを確認することで、余白や配置のズレを事前に把握できます。


【STEP2】1ページに収める設定

  1. [ページ設定] をクリックします。
  2. [ページ] タブで [拡大縮小印刷] を選択し、「1ページに収める」設定をします。
  3. [印刷の向き] を「」に設定すると、大きな表も見やすく印刷できます。
  4. [余白] タブで、水平を中央揃えに設定するとバランスが取れます。
  5. [OK] をクリックして、再度印刷プレビューで確認しましょう。

ポイント

「拡大縮小印刷」 を活用することで、表全体を1ページにまとめることができます。


【STEP3】特定のデータのみを印刷する(非表示設定)

例えば、9月までのデータのみを印刷したい場合は、以下の手順で不要な列を非表示にします。

  1. 不要な列を選択(例:L列以降)
  2. 右クリック → [非表示] を選択
  3. [ファイル] → [印刷] でプレビューを確認

ポイント

非表示にしたデータは印刷されませんが、再表示すれば元に戻せます。

データは削除せずに残せるので、必要なときに再編集できます。


【STEP4】選択範囲のみを印刷する

6月分のみを印刷したい場合は、以下の方法を使いましょう。

  1. 印刷したいセル範囲を選択(例:6月分のデータ)
  2. [ファイル] → [印刷] をクリック
  3. [作業中のシートを印刷] の部分を [選択した部分を印刷] に変更
  4. プレビューを確認して、必要な部分だけ印刷できることを確認

ポイント

一時的に特定の範囲だけを印刷したいときに便利です。


【STEP5】ブック全体を一括印刷する

複数のシートをまとめて印刷する場合、以下の方法を試してみましょう。

  1. [ファイル] → [印刷] をクリック
  2. [作業中のシートを印刷] の部分を [ブック全体を印刷] に変更
  3. 全シートの設定を統一 するため、各シートで適切なページ設定を行う

ポイント

ブック全体を一括印刷する場合、各シートの設定を確認しておくと失敗がありません。


【STEP6】ページプレビューで印刷範囲を調整

  1. [表示] → [ページプレビュー] をクリック
  2. 印刷範囲の青い枠を調整し、不要な部分が印刷されないようにする
  3. 行・列の繰り返し を設定すれば、長い表でもタイトル行を表示できます

ポイント

[ページの挿入] を使えば、印刷ページを分けることも可能。

印刷時に余白や見え方を直感的に調整できます。


まとめ

今回は、Excelの印刷設定を柔軟に変更する方法について解説しました。

📌 今回のポイント

  • プレビューで確認 してから印刷設定を変更する
  • 1ページに収める設定 で余白や縮小率を調整
  • 不要な列を非表示 にすることで、印刷範囲をカスタマイズ
  • 選択範囲のみを印刷 すれば、特定のデータだけ出力可能
  • ページプレビューを活用 して直感的に印刷レイアウトを決定

Excelの印刷設定をマスターすると、無駄な紙を使わず、見やすい資料を作成できます。ぜひ実践してみてください!