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Excelの印刷設定を自由自在に!シートごとの印刷方法と便利な設定
Excelで作成した表を印刷する際、思い通りのレイアウトにするのは意外と難しいものです。特に、複数のシートに分かれたデータや一部の範囲のみを印刷したい場合、設定方法を知らないと手間がかかります。今回は、印刷時に便利なExcelの設定を詳しく解説します。
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【STEP1】基本の印刷プレビューを確認しよう
- Excelファイルを開き、印刷したいシートを選択します。
- [ファイル] メニューから [印刷] を選択します。
- 画面右側のプレビューを確認して、印刷範囲や余白を確認しましょう。
- 「1/3」などの表示 になっている場合、複数ページにまたがっていることがわかります。
✅ ポイント
プレビューを確認することで、余白や配置のズレを事前に把握できます。
【STEP2】1ページに収める設定
- [ページ設定] をクリックします。
- [ページ] タブで [拡大縮小印刷] を選択し、「1ページに収める」設定をします。
- [印刷の向き] を「横」に設定すると、大きな表も見やすく印刷できます。
- [余白] タブで、水平を中央揃えに設定するとバランスが取れます。
- [OK] をクリックして、再度印刷プレビューで確認しましょう。
✅ ポイント
「拡大縮小印刷」 を活用することで、表全体を1ページにまとめることができます。
【STEP3】特定のデータのみを印刷する(非表示設定)
例えば、9月までのデータのみを印刷したい場合は、以下の手順で不要な列を非表示にします。
- 不要な列を選択(例:L列以降)
- 右クリック → [非表示] を選択
- [ファイル] → [印刷] でプレビューを確認
✅ ポイント
非表示にしたデータは印刷されませんが、再表示すれば元に戻せます。
データは削除せずに残せるので、必要なときに再編集できます。
【STEP4】選択範囲のみを印刷する
6月分のみを印刷したい場合は、以下の方法を使いましょう。
- 印刷したいセル範囲を選択(例:6月分のデータ)
- [ファイル] → [印刷] をクリック
- [作業中のシートを印刷] の部分を [選択した部分を印刷] に変更
- プレビューを確認して、必要な部分だけ印刷できることを確認
✅ ポイント
一時的に特定の範囲だけを印刷したいときに便利です。
【STEP5】ブック全体を一括印刷する
複数のシートをまとめて印刷する場合、以下の方法を試してみましょう。
- [ファイル] → [印刷] をクリック
- [作業中のシートを印刷] の部分を [ブック全体を印刷] に変更
- 全シートの設定を統一 するため、各シートで適切なページ設定を行う
✅ ポイント
ブック全体を一括印刷する場合、各シートの設定を確認しておくと失敗がありません。
【STEP6】ページプレビューで印刷範囲を調整
- [表示] → [ページプレビュー] をクリック
- 印刷範囲の青い枠を調整し、不要な部分が印刷されないようにする
- 行・列の繰り返し を設定すれば、長い表でもタイトル行を表示できます
✅ ポイント
[ページの挿入] を使えば、印刷ページを分けることも可能。
印刷時に余白や見え方を直感的に調整できます。
まとめ
今回は、Excelの印刷設定を柔軟に変更する方法について解説しました。
📌 今回のポイント
- プレビューで確認 してから印刷設定を変更する
- 1ページに収める設定 で余白や縮小率を調整
- 不要な列を非表示 にすることで、印刷範囲をカスタマイズ
- 選択範囲のみを印刷 すれば、特定のデータだけ出力可能
- ページプレビューを活用 して直感的に印刷レイアウトを決定
Excelの印刷設定をマスターすると、無駄な紙を使わず、見やすい資料を作成できます。ぜひ実践してみてください!