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№23 Excel入門|ゆっくりExcelシリーズ 第3章① ヘッダーとフッターを使いこなそう

こんにちは、いなわくTVの川島です。いつも動画をご覧いただきましてありがとうございます。

今回の「ゆっくりExcel講座」は、いよいよ第3章のスタートです!

第3章のテーマは「見た目をぐっと整える」。これまでの第1章・第2章で学んだ基本操作をベースに、もう一歩踏み込んだ使い方を学んでいきます。

その第一歩として、今回はヘッダーとフッターの使い方を丁寧にご紹介します。

このブログでは、YouTubeをご覧にならなくても復習できるように、STEP方式でまとめています。ぜひ操作しながら読み進めてくださいね。

第3章以降の内容をご紹介

まず、これからどんなことを学ぶのか、全体像をお伝えします。

テーマ
第3章見た目をぐっと整える(印刷の応用・条件付き書式など)
第4章住所録・名簿を作りながら「テーブル」を学ぶ
第5章実践!旅行計画表・薬の服用記録表・自治会当番表など
第6章便利な機能をまとめて習得

ゴールまでの道のりが見えると、学ぶ意欲もわいてきますよね。特に5章は盛りだくさんです。今回はその第3章の入り口として、印刷をより深く使いこなすところからスタートします!


ヘッダー・フッターって何?

「ヘッダー」「フッター」という言葉、少し難しく感じるかもしれません。でも実はとてもシンプルです。

  • ヘッダー=印刷した紙の一番上の余白エリア
  • フッター=印刷した紙の一番下の余白エリア

チラシや本を思い浮かべてみてください。ページの上や下に、本のタイトルやページ番号が小さく書かれていることがありますよね。あれがヘッダー・フッターです。

Excelでも同じように、印刷したときに紙の上下の余白に情報を自動で入れてくれるのがこの機能です。

大事なポイントは、シートの中に直接文字を入れるのではなく、印刷専用の別エリアに入れるという点です。シートの見た目をすっきりさせたまま、印刷物には必要な情報をしっかり載せられます。

STEP1 ページレイアウトビューに切り替えよう

ヘッダーとフッターを設定するには、まず表示方法を切り替える必要があります。

手順

  1. 画面上部の「表示」タブをクリック
  2. 左の方にある「標準」「ページレイアウト」「ページプレビュー」というボタンを探す
  3. ページレイアウト」をクリック

すると、まるでWordのような見た目になります。白い紙の形でシートが表示され、ページの上下に薄く「ヘッダーの追加」「フッターの追加」と書かれたエリアが現れます。これがヘッダー・フッターを入力するための場所です。

💡「ページプレビュー」と「ページレイアウト」の違いは?

混乱しやすいところなので、整理しておきましょう。

表示モードできること
ページプレビュー何ページになるか確認するだけ(編集はできない)
ページレイアウト確認しながら編集もできる

ページプレビューで青い線が入っていたら「ここでページが分かれますよ」というサインです。ページレイアウトビューでは、その状態を見ながら調整や編集ができます。

STEP2 ヘッダーに「日付」を入れよう

では実際にヘッダーに日付を入れてみましょう。

手順

  1. ページレイアウトビューの状態で、ページ上部のヘッダーエリアをクリック
  2. ヘッダーは「左・中央・右」の3つのエリアに分かれています
  3. 今回は右側のエリアをクリックしてカーソルを置く
  4. 画面上部のタブが自動的に「ヘッダーとフッター」タブに切り替わります
  5. 現在の日付」ボタンをクリック

すると「&[日付]」という記号が表示されます。

ヘッダーエリアの外側(シートのどこか)をクリックすると、記号が今日の日付に変わって表示されます。

⚠️ よくあるつまずきポイント

「ヘッダーをクリックしたのにヘッダーとフッタータブが出てこない!」という方がいます。その場合、タブを見てください。「ホーム」タブが開いたままになっていませんか?

ヘッダーエリアをクリックした状態で上部メニューを見ると、「ヘッダーとフッター」というタブが現れています。そちらをクリックしましょう。「ホームタブが開いているということに気づく」これが最初の関門です!

STEP3 「値が変わる文字列」という大切な考え方

ここで、ヘッダー・フッターを使う上でとても大切な概念をご説明します。

「今日の日付を手入力すればいいんじゃないの?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。でも、この機能ならではの便利さがあります。

「現在の日付」ボタンで入れた日付は、ファイルを開いた日の日付が自動で表示されます。

  • 今日印刷すれば → 今日の日付
  • 明日印刷すれば → 明日の日付

💕いちいち書き直す手間がゼロです。これを「値が変わる文字列」といいます。

固定の文字と組み合わせることもできます

日付の前にカーソルを置いて「プリントアウト:」と手入力すれば、印刷したときに「プリントアウト:2025/4/6」のような表示になります。

「プリントアウト:」の部分は変わらない固定の文字で、日付だけが毎日自動で変わります。とても便利ですね!

STEP4 時刻も入れられます

日付と同じように、現在の時刻をヘッダーに入れることもできます。

手順

  1. ヘッダーエリアをクリック(日付の後ろにカーソルを置いてもOK)
  2. 「ヘッダーとフッター」タブの「現在の時刻」ボタンをクリック

こんな場面で役立ちます!

「時刻まで必要?」と思うかもしれませんが、実はこれが大変役立つことがあります。

川島の実体験をご紹介しましょう。

以前勤めていた会社では、上司が日中は外出していることが多く、午後に一度印刷して机に置いていました。すると上司が一度帰社して、その資料を見て出かけてしまいました。その後、夕方に再度内容を修正して印刷し直したとき、どちらの資料が最新か、自分でも分からなくなってしまったのです。

1日に何度も編集・印刷する資料には、日付だけでなく時刻まで入れておくことで、「午後2時に印刷したもの」「午後5時に印刷したもの」とひと目でわかります。

特に職場での社内資料は、日付+時刻の両方を入れておくと、後からの確認がとてもラクになります。自動で入るので、手入力の手間も一切かかりません。

STEP5 フッターに「ファイル名」を入れよう

次はページ下部のフッターにファイル名を入れます。

手順

  1. ページ下部のフッターエリアをクリック
  2. フッターも「左・中央・右」の3つに分かれています。今回は中央をクリック
  3. 「ヘッダーとフッター」タブの「ファイル名」ボタンをクリック
  4. &[ファイル]」という記号が入る
  5. フッターの外をクリックすると、実際のファイル名が表示される

ファイル名を変えたら自動で更新されます

「ファイル名を自分で打ち込めば同じでは?」と思いますよね。でも大きな違いがあります。

後からファイル名を変更したとき、フッターに表示されるファイル名も自動で更新されます。手入力だと、ファイル名を変えるたびにフッターの文字も直さなければなりません。「値が変わる文字列」はここでも大活躍です。

STEP6 「ファイルのパス」って何?

ファイル名のとなりに「ファイルのパス」というボタンもあります。

「パス」とは、ファイルがパソコンのどこに保存されているかを示す「住所」のようなものです。

たとえば「Cドライブ > 書類フォルダー > 健康記録.xlsx」という保存場所の情報が、印刷した紙の下部に自動で記載されます。

こんな場面で役立ちます!

紙で印刷した資料を見た同僚や後任者が「このデータ、パソコンのどこにあるんだろう?」と困ることがよくあります。ファイルのパスが印刷物に入っていれば、紙を見るだけで保存場所がすぐわかります

社内で引き継ぎがある方や、複数の人で同じファイルを使う職場には特におすすめです。

ファイルを別のフォルダーに移動したときも、ファイルのパスは自動で更新されます。

STEP7 シート名・会社ロゴも入れられます

ヘッダー・フッターには他にも入れられるものがあります。

シート名 シートが複数ある場合、どのシートを印刷したものかをフッターに入れておくと管理がしやすくなります。シート名を変えると、こちらも自動で更新されます。

図(ロゴなど) 社外向けの資料を作るとき、会社のロゴをヘッダーに入れることができます。

Excelのシート内にロゴを入れようとすると、位置がずれたり、データの邪魔になることがあります。ヘッダー・フッターのエリアにロゴを入れれば、シートの内容と分けてきれいに配置できます。印刷するたびに必ず余白エリアが使われますので、余白を有効活用できる方法として覚えておきましょう。

ヘッダー・フッターを設定する方法は3つあります

今回ご紹介したページレイアウトビュー以外にも、設定方法が2つあります。お好みの方法をお使いください。

方法① ページレイアウトビューから(今回の方法)

表示タブ →「ページレイアウト」をクリック → ヘッダー・フッターエリアを直接クリック

方法② 挿入タブから

挿入タブ → 画面右側の「ヘッダーとフッター」ボタンをクリック → 自動的にページレイアウトビューに切り替わり、同じ操作ができます

方法③ ページレイアウトタブのダイアログから

ページレイアウトタブ → 「ページ設定」グループの右下にある小さな斜め矢印ボタンをクリック →「ヘッダー/フッター」タブから設定できます

方法③は少し古い操作方法ですが、昔からExcelを使っていた方にはなじみがある画面かもしれません。左・中央・右のエリアにそれぞれ入力できます。ただし、ボタンの上にマウスを乗せるとボタンの名前が出てくるので、ゆっくり確認しながら操作してください。

また、方法③の画面には「文字書式(A)」というボタンがあります。ページ番号やファイル名の文字を選んだ状態でこのボタンを押すと、フォントの種類・サイズ・太字・文字の色などを変えることができます。目立たせたいときや、デザインにこだわりたいときに活用してみてください。


よくある質問 Q&A

Q. ヘッダーの文字が画面上で見えないのですが?

A. 「標準」表示のままだとヘッダー・フッターは画面上に表示されません。「ページレイアウト」ビューに切り替えると確認できます。印刷プレビューでも確認できますよ。

Q. 日付の表示形式を変えたいのですが?

A. ヘッダー・フッターに入れた日付の表示形式は、Excelの標準設定に従います。自分でお好みの形式にしたい場合は、「値が変わる文字列」を使わず、手入力で固定の日付を入れる方法が確実です。その代わり、日付が自動更新されなくなる点に注意してください。

Q. ヘッダーの文字を削除したいときは?

A. ページレイアウトビューでヘッダーエリアをクリックし、入力されている記号や文字を選択してDeleteキーで削除できます。

Q. 印刷プレビューで確認するには?

A. 「ファイル」タブ→「印刷」を選ぶと、右側にプレビューが表示されます。ヘッダー・フッターに入れた情報が実際にどう印刷されるかを確認できます。印刷する前に必ず確認する習慣をつけましょう。

Q. ページ番号も入れられますか?

A. はい!「ヘッダーとフッター」タブの「ページ番号」ボタンをクリックすると、ページ番号を自動で入れることができます。「&[ページ数]」というボタンと組み合わせると「1/3」(全3ページ中の1ページ目)という表示にもできます。複数ページにわたる資料のときにとても便利です。

今回の宿題

動画の最後に宿題が出ています。自分で操作してみることが、一番の近道です。ぜひチャレンジしてみましょう!

宿題① 体重の記録グラフ用シート

シートを開くと、1か月分の体重データが入っています。このデータは複数ページにまたがります。

設定すること:タイトル行の繰り返し 1行目〜3行目(見出し行)が、2ページ目以降にも必ず印刷されるよう設定してください。

💡 ヒント:「ページレイアウト」タブ →「印刷タイトル」から設定できます。

宿題② 4月の健康記録シート

こちらも大きな表で、そのままでは複数ページになってしまいます。

設定すること:1ページに収める 前回(第2章)で学んだ「印刷設定」を使って、1ページに収まるよう調整してください。

できあがったら、いつものようにメールで川島先生に送ってくださいね。自分でやってみて初めて、本当に身についたと実感できます。「分かったつもり」から卒業しましょう!


まとめ

今回学んだことを整理しましょう。

✅ ヘッダー(上)・フッター(下)は印刷専用のエリアで、シートの内容とは分けて管理できる

✅ 「現在の日付」「現在の時刻」「ファイル名」「ファイルのパス」「シート名」「図(ロゴ)」などを入れられる

✅ これらは「値が変わる文字列」なので、手入力より便利・正確・手間なし

✅ 設定方法は3つ(ページレイアウトビュー・挿入タブ・ページレイアウトタブのダイアログ)

✅ 社内文書には日付+時刻、社外文書にはロゴを入れると、よりプロらしい仕上がりに

シートの中に情報を詰め込まず、ヘッダー・フッターのエリアを賢く使うと、印刷した資料がぐっとプロらしく仕上がります。ビジネス文書はもちろん、家計簿や健康記録表など、ご自身で使う資料にもぜひ試してみてください。

次回もゆっくり一緒に学んでいきましょう。またお会いしましょう、ごきげんよう!またね。


📺 この記事はいなわくTVの動画「ゆっくりExcel 第3章①」の補完ブログです。 動画と合わせてご活用ください。 ▶ 動画はこちら → https://youtu.be/4A1VVtji74Q

★ ゆっくりExcelシリーズの再生リスト → https://youtube.com/playlist?list=PLa3belS0rIMa9-dp-S2wOln09FZzDsuT2 ★ ゆっくりExcelブログ一覧 → https://inawakutv.com/category/excel/yukkuri-excel/

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