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シニア世代も安心!「雲」や「レ点」の謎を解き明かす!OneDriveアイコン記号の意味と上手な使い方 — パソコンの容量を節約し、大切なデータを守る秘訣

皆さん、こんにちは!日頃パソコンを使っていると、「OneDrive(ワンドライブ)」という名前を耳にしたり、フォルダーの中に雲のマークを見かけたりしませんか? Windowsパソコンをお使いの方にとっては、OneDriveは切っても切り離せない、大切なデータ保存サービスです。

しかし、このOneDriveに表示される「雲のマークや「レ点(チェックマーク)のアイコン記号の意味が、とても分かりづらいと感じている方も多いのではないでしょうか。特に、同じチェックマークでも「白丸」と「緑丸」があり、その違いを知っている方は少ないのが現状です。

この複雑さが原因で、「容量がすぐいっぱいになるから嫌いだ」「アンインストールしたい」といったネガティブなご意見もよく聞かれます。

ご安心ください。OneDriveは、Wordが高機能ゆえに難しく感じられるのと似ていて、その基本の仕組みとアイコンの意味を理解するだけで、驚くほど便利に使いこなせるようになります

この記事では、パソコン初心者の方やシニア世代の方にも分かりやすいよう、一つ一つ丁寧に、操作手順を交えながら、この「雲」や「レ点」の記号の意味を解説します。これらの違いを知ることで、あなたのパソコンの容量を節約し、大切なデータを確実に守る方法がわかります。

さあ、OneDriveを上手に活用して、デジタルライフをもっと快適にしましょう!

OneDriveって何?パソコンの「インターネット上の倉庫」の基本を知ろう

OneDriveのアイコンの意味を理解する前に、まずは基本的な役割を抑えておきましょう。

OneDriveは、Microsoft社が提供している「クラウドサービス」の一つです。

STEP 1: クラウド=インターネット上の場所と認識する

  • クラウド(雲)とは、インターネット上にある保存場所、つまり「インターネット上の倉庫」のことです。
  • 私たちは、このMicrosoftが提供するインターネット上の倉庫に、無料で5GBまでファイルを保存できます。
  • Windowsパソコンをお持ちであれば、エクスプローラー(フォルダーの画面)の中に必ずOneDriveが表示されています。

STEP 2: 容量不足に注意する理由

  • 無料で使える5GBは、写真や動画を保存するとあっという間にいっぱいになってしまう容量です。
  • 初期設定では、写真やスクリーンショットなどが自動的にOneDriveに保存される設定(同期)になっている場合があり、これが容量不足の主な原因となります。

【重要ポイント】OneDriveは理解して使うことが大切です.

Windows OSを使用している場合、OneDriveを完全に削除することは得策ではありません。機能をすべて使いこなす必要はありませんが、意味を理解し、適切に容量を管理しながら利用することが、パソコンを安全に使う上で重要です。

混乱しやすい!OneDriveアイコン記号の意味をSTEPで理解する

OneDriveをエクスプローラーで見ると、ファイルやフォルダーの横には、ファイルの「状態」を示す重要なアイコンが表示されています。特に、ファイルの保存場所を示す3つの主要なマークを解説します。

マークの意味

同期をしている場合、そのファイルやフォルダに記号が付いています。この3つの記号は、「ファイルが今、あなたのパソコン本体にあるか、インターネット上にあるか」を示しています。

記号名前状態PC容量の消費オフライン利用
☁️雲マーククラウド上のみ消費しない不可 (ネット接続必須)
⚪️チェック白丸レ点PCとクラウドの両方消費する可能
🟢チェック緑丸レ点PCとクラウドの両方消費する可能 (常に保持)

STEP 1: ☁️雲マーク(インターネット上のみ)の役割を理解する

  • 雲マークは、そのファイルが「あなたのパソコンの本体にはなく、インターネット上のOneDrive倉庫にのみ保存されている」状態を意味します。
  • これは、パソコンの容量を節約している状態であり、容量不足を防ぐ上で非常に重要です。
  • ファイルをダブルクリックすると、自動的にダウンロードされて開くことができます。

STEP 2: ダウンロードしたファイルを雲マークに戻して容量を空ける操作手順 白丸や緑丸のファイルはPCの容量を消費します。パソコンの容量を空けたい場合は、再度雲マークに戻しましょう。

  1. パソコン本体から削除したいファイル(白丸または緑丸のレ点が付いたファイル)の上で右クリックします。
  2. 表示されたメニューの中から「空き容量を増やす」をクリックします。
  3. これで、ファイルはインターネット上のクラウドにのみ存在することになり、アイコンが雲マークに変わります。

大事なデータを守る!「白丸レ点」と「緑丸レ点」を使い分ける手順

白丸のレ点と緑丸のレ点は、どちらも「パソコン(デバイス)とクラウドの両方にファイルが存在する」状態です。しかし、データの安全性において大きな違いがあります。この違いを知ることが、OneDriveを使いこなす上で最も重要な点です。

ポイントはコレ!

この違いは、Windowsの機能である「ストレージセンサー」が関係しています。

【白丸レ点の落とし穴】 白丸のレ点のファイルは、通常のダウンロード済み状態ですが、ストレージセンサー(パソコンの空き容量を自動で確保する機能)がオンになっていると、使っていないと判断された場合にパソコン本体から自動的に削除される可能性があります。削除されてもクラウド上には残りますが、オフラインでは使えなくなります。

STEP 1: 「ストレージセンサー」の設定を確認する手順 ストレージセンサーは、パソコンの空き容量を増やす便利な機能ですが、意図せずデータが削除されるのを防ぐために、設定を確認しましょう。

  1. スタートボタン(Windowsマーク)を右クリックし、「設定」を開きます。
  2. 設定画面の左側メニューから「システム」をクリックします。
  3. 表示された項目の中から「ストレージ」をクリックします。
  4. 上部に「ストレージセンサー」という項目があるか確認します。
    • お使いのWindowsのバージョンによっては、初期設定で「オン」になっていることがあります。

STEP 2: 重要なファイルを「緑丸レ点」にして常に保持する操作手順 ストレージセンサーがオンであっても、絶対にパソコンから消したくない重要なファイルは、「緑丸レ点」(常時保持設定)にしておきましょう。

  1. 緑丸にしたいファイル(またはフォルダー)の上で右クリックします。
  2. メニューの中から「このデバイス上に常に保持する」をクリックします。
  3. アイコンが緑色(緑丸レ点)に変われば完了です。

これにより、そのファイルはストレージセンサーが働いたとしても、パソコン上から削除されることは絶対にありません。オフラインでも100%利用可能であることが保証されますので、頻繁に使うデータや重要な書類は、この緑丸にしておくことを強くおすすめします。


これで安心!その他のOneDriveアイコンの意味も知っておこう

主要なアイコンの他にも、OneDriveには状態を示す便利な記号があります。

OneDriveのその他のアイコンは、ファイルの処理状況や共有状況を示しています。

STEP 1: 処理中のマーク

  • くるくる回る矢印(🔄、または雲付き):
    • これは「同期中」を意味します。
    • ファイルがクラウドにアップロードされている途中、またはパソコンにダウンロードされている途中の状態です。

STEP 2: エラーを示すマーク

  • 雲にバツ、またはバツだけのマーク():
    • 「同期ができませんでした」という意味です。
    • インターネット接続が切れている、またはファイル名に問題がある場合などに表示されます。

STEP 3: 共有を示すマーク

  • 人のマーク():
    • そのファイルやフォルダーが**「誰か他のユーザーと共有されている状態」**であることを示します。
    • ご家族や仕事仲間と共同でファイルを使っている場合などに表示されます。

まとめ

OneDriveのアイコンは初めは難しく感じますが、その意味を知れば、安全かつ快適にデータを管理できるようになります。

【データ管理の重要ポイントの再確認】

  1. 容量を節約する: 使わないファイルは、右クリックで「空き容量を増やす」を選び、雲マーク (☁️) に戻しましょう。
  2. 安全性を確保する: 重要なファイルは、右クリックで「このデバイス上に常に保持する」を選び、緑丸レ点 (🟢) にして、ストレージセンサーによる自動削除から保護しましょう。
  3. 初期設定を見直す: 容量を圧迫しやすい写真やスクリーンショットの自動バックアップ設定がオンになっていないか確認しましょう。

これらの仕組みを理解すれば、もうOneDriveに戸惑うことはありません。安全で快適なクラウド生活を送りましょう!

OneDrive 使い方 容量 管理

1. 容量不足を避けるための詳細な管理設定

5GBの無料容量では、すぐに同期が停止してしまう可能性があります。容量を効率的に管理するため、自動でバックアップされるフォルダーを自分で選ぶ方法を確認しましょう。

自動バックアップ設定の管理手順:

  1. 画面右下のタスクバーにある雲のマーク(OneDriveアイコン)をクリックします。
  2. 開いたメニューの右上にある歯車のマーク(設定)をクリックします。
  3. 「設定」をクリックし、左側メニューの「同期とバックアップ」を選びます。
  4. 項目内の「バックアップを管理」をクリックします。
  5. ここで、「デスクトップ」「ドキュメント」「画像」などのフォルダーについて、OneDriveへの同期(バックアップ)を行うかどうかを、フォルダーごとに選ぶことができます。
    • 同期が必要ないフォルダーは「オフ」に設定することで、自動的にインターネット上にアップロードされるのを防げます。
    • 特に、容量の大きい「写真やビデオ」「スクリーンショット」の自動保存設定は、初期設定でオンになっていることが多いので注意が必要です。これをオフにすることで、勝手に5GBが埋まる事態を防げます。

2. OneDriveの多機能性とパソコンを使う上での重要性

OneDriveが複雑に感じるのは、Wordが複雑な文書作成を得意とするように、多機能であるためです。OneDriveは単なる保存場所ではなく、バージョン管理、複数デバイスでのアクセス、簡単なファイル共有など、多くの便利な機能を持っています。

Windowsを使っている限り、OneDriveを消すことは賢明ではありません。機能を理解し、上手く使いこなすことは、パソコンを扱う上での重要なスキルとなります。今日学んだアイコンの知識と容量管理の方法を実践することで、デジタルデータの取り扱いに対する安心感が格段に向上するはずです。