「知らない番号から急に電話がかかってきて、ドキッとした」「もしかして詐欺の電話かも……と思いながら、恐る恐る出てしまった」
そんな経験、ありませんか?
実は今のiPhoneには、そんな不安を代わりに引き受けてくれる、とても心強い機能が備わっています。今日はその機能を、できるだけわかりやすくご紹介します。動画でも実演していますので、ぜひあわせてご覧ください。

▼動画はこちら https://youtu.be/4bCKZTkxxp8
目次
知らない電話は、iPhoneが「秘書さん」になって出てくれる
この機能の名前は「通話スクリーニング」といいます。少し難しそうな名前ですが、やっていることはとてもシンプルです。
たとえるなら、玄関に立ってくれる「秘書さん」のようなものだと思ってください。
会社の受付に秘書さんがいたら、知らないお客さんが来たとき、まずは秘書さんが「恐れ入りますが、お名前とご用件を伺えますか」と聞いてくれますよね。そして、社長のところに取り次ぐかどうかを判断してくれます。
iPhoneの通話スクリーニングも同じです。連絡先に登録されていない知らない番号から電話がかかってくると、着信音が鳴る前に、まずiPhoneが自動で応答して「お名前とご用件をどうぞ」と尋ねてくれます。相手が話した内容は、画面に文字でも表示されます。
その内容を見てから、
- 電話に出る
- 出ない(あとで折り返す)
- そのまま切る
を、ご自分で落ち着いて選ぶことができるのです。
なぜ「オレオレ詐欺」対策になるのか
オレオレ詐欺のような特殊詐欺は、電話に出た瞬間に相手のペースに巻き込まれてしまうのが一番の怖さです。「もしもし、俺だけど」という一言で、心がざわついてしまいますよね。
通話スクリーニングを使うと、いきなり相手の声を直接聞くのではなく、まず用件が画面の文字で表示されます。文字になって一呼吸置けるので、慌てずに「これは怪しいぞ」と冷静に判断する時間ができるのです。
これは、宅配便で「本人確認をしてから荷物を受け取る」のと同じ考え方です。いきなりドアを開けるのではなく、まずインターホン越しに相手を確認する。それと同じ安心の仕組みが、電話にもついたとイメージしてください。
設定は3つのタイプから選べます
設定画面には、次の3つの選択肢があります。

- しない:今まで通り、知らない番号でも普通に着信音が鳴ります。
- 理由を尋ねる:知らない番号からの電話に、iPhoneが先に出て「お名前とご用件をどうぞ」と聞いてくれます。用件を確認してから、電話に出るかどうかを選べます。
- 消音:知らない番号からの着信音は鳴らさず、そのまま留守番電話に回します。
はじめて使う方には、真ん中の「理由を尋ねる」がおすすめです。知人からの大事な電話を取りこぼす心配が少なく、それでいて怪しい電話にはしっかり構えられるからです。

ここだけ気をつけたい「通話料」のこと
ひとつだけ、知っておいていただきたい注意点があります。
それは、この「理由を尋ねる」「無音(留守番電話に転送)」の設定では、通話料やデータ通信料が発生する場合があるという点です。
「電話代は、かけた相手が払うものでは?」と思われるかもしれません。基本的にはその通りなのですが、この機能は「iPhoneが自動で電話に出て、相手とやり取りをする」仕組みのため、裏側で回線や通信を使っています。日本国内で普段お使いになる分には、料金を気にしすぎる必要はほとんどありません。ただし、次のような場面では少し注意が必要です。
- 海外にいるとき:海外では、電話を「受けた側」にも料金がかかることがあります。自動応答の機能がオンになっていると、本来なら無視できたはずの迷惑電話でも、料金が発生してしまうことがあります。海外旅行中は、この機能を一時的にオフにしておくと安心です。
- データ通信量:相手の話を文字に変換して画面に表示するために、少しだけデータ通信を使います。大きな消費ではありませんが、契約プランによっては気に留めておくとよいでしょう。
普段のご自宅での利用では、ほぼ心配なくお使いいただけますので、安心して活用してくださいね。

通話スクリーニングは、いわば「知らない電話との間に、ワンクッション置いてくれる仕組み」です。
いきなり相手の声を聞いて動揺してしまう前に、文字で用件を確認し、落ち着いて判断する時間を作ってくれる。これは、詐欺対策としてはもちろん、しつこい営業電話への対応にも役立ちます。
設定方法や実際の画面の動きは、動画でひとつずつ丁寧に説明していますので、ぜひ手元のiPhoneを触りながら一緒に設定してみてください。
AIによる電話の注意
動画でもご紹介しましたが、今はAIで声を数秒吹き込み、テキストにすることですぐに本人の声で音にすることが出来ます。これはある意味、悪用も出来てしまうことにもなりかねません。
そのために、ご家族と一度何かとっさの時には合言葉を決めておくことをおすすめします。もう本人かどうかの分け目がわからない時代だと思ってほしいのです。

▼動画はこちら https://youtu.be/4bCKZTkxxp8
それでは、また次の動画でお会いしましょう。いなわくTVの川島でした。
