出版記念イベントありがとうございました

95歳の方が毎日LINE。大正時代から続く雑誌にスマホ特集で載せていただきました

いつも「いなわくTV」をご覧いただき、ありがとうございます。

今日は、少し特別なご報告をさせてください。実は先日、農業協同組合(JA)グループが発行している月刊誌『家の光』の2026年8月号に、スマホ特集の監修という形で関わらせていただきました。見本誌が手元に届き、無事に発行・完成した誌面を確認できましたので、その経緯や込めた思いを、この場でゆっくりお話ししたいと思います。

『家の光』ってどんな雑誌?

「いなわくTV」の視聴者さんの中には、もしかしたらあまり馴染みのない雑誌名かもしれません。『家の光』は、大正14年に創刊された、とても歴史のある家庭雑誌です。農家や農村で暮らす方々に向けて、食や農業、地域のつながり、家族の絆といったテーマを大切にしながら記事づくりをしている雑誌で、読者の中心は地方のJA組合員の方々や地域住民の皆さんです。

書店にはあまり並ばず、予約購読が中心のため都会ではあまり知られていないのですが、発行部数は月刊誌の中でも国内トップクラス。長く読み継がれてきた、とても信頼のある媒体なんですね。

そんな雑誌から「スマホの使い方特集を一緒に作ってほしい」というお声がけをいただいたときは、正直とても驚きましたし、同時にとても嬉しかったのを覚えています。

なぜ私に声をかけていただけたのか

今回の特集のテーマは「わたしにちょうどいいスマホライフ」というもの。今のスマホは次々と新しい機能が増えて便利になる一方で、「なんだか使いこなせていない気がする」と感じている方も多いですよね。でも実は、アプリを増やさなくても、難しい言葉を覚えなくても、基本の機能だけで暮らしはちゃんと楽に、豊かになるんです。

これはまさに、私が「いなわくTV」で日々お伝えしていることそのものでした。私のチャンネルは視聴者さんの約半数が65歳以上の方で、日頃から「怖くない」「難しくない」を大切にお伝えしています。編集部の方も、そうした専門性と『家の光』の読者層(地方在住の高齢女性の方が中心です)がぴったり合うと考えてくださったようで、今回のお話につながりました。

担当してくださったのは、編集部のKさん。とても丁寧に、締め切りやスケジュールをすり合わせながら進めてくださり、安心してお仕事に取り組むことができました。

監修としてお手伝いした内容

今回、22ページの特集のうち、11ページの監修を担当させていただきました。具体的には、次のような内容です。

  • 高齢者の方がスマホを使うことの良さについてのお話
  • 実際にスマホを生活に取り入れていらっしゃるお二人(細井恵美子さん、本田明子さん)へのインタビュー内容へのフィードバックと、プラスアルファのご提案
  • メモや検索機能の、暮らしに役立つ使い方
  • 「これだけは知っておきたい」基本操作とマークの解説(2ページ)
  • 私のおすすめアプリの紹介

中でも印象に残っているのは、細井さんの事例です。細井さんは現役の介護職員でいらっしゃり、LINEやカメラ、メモといった基本機能を、本当に自然に生活の一部として使いこなしていらっしゃいます。特に素敵だなと思ったのは、毎朝晩、ご友人とLINEで連絡を取り合い、お互いの健康状態を見守り合っているというエピソード。これはまさに「スマホでできること」というよりも、「スマホがあるから安心できる」という、今回の特集全体に通じる大切なメッセージだと感じました。

『家の光』の読者さんに向けて意識したこと

今回、誌面づくりで一番大切にしたのは、「できること」よりも「怖くないこと」を前面に出す、という視点でした。

『家の光』の読者さんは、地方や農村にお住まいの高齢の方が中心です。都会に住む同世代の方々とはまた違った環境で、スマホと向き合っていらっしゃいます。そういった方々にとって大切なのは、「こんな便利機能がある」という情報よりも、「これなら私にもできそう」「怖がらなくて大丈夫」という安心感なんですね。

例えば、誌面の中でGoogleレンズの解説をする場面があったのですが、そこでは都会的な使い方ではなく、農作物や植物を写して名前を調べる、といった農村の読者さんの暮らしに寄り添った例をご提案させていただきました。日々の畑仕事や庭仕事の中で「あ、これ使えるかも」と思っていただけるような形にできたのではないかと思っています。

YouTubeでもご報告します

今回の特集について、「いなわくTV」でも近々、告知の動画を作ろうと思っています。タイトルは、

「95歳の方が毎日LINE。大正時代から続く雑誌にスマホ特集で載せていただきました」

に決めました。「保存版」「完全解説」のような教材っぽいタイトルよりも、いつもの私らしい、会話するような雰囲気のタイトルを選びたかったんです。サムネイルは、小さいサイズで見たときにも文字がしっかり読めるように、青枠のデザインを選びました。スマホの画面で見る方が多いので、パッと見て内容が伝わることをいちばんに考えています。

おわりに

今回のお仕事を通して、あらためて感じたのは、「スマホは怖いものじゃない」ということを、いろいろな形で、いろいろな場所に届けていくことの大切さです。YouTubeという場所だけでなく、こうして紙の雑誌という、また違う読者層に届く形でメッセージを発信できたことは、私にとってもとても意味のある経験でした。

細井さんや本田さんのように、日々の暮らしの中で自然にスマホを使いこなしていらっしゃる方の存在は、これからスマホと向き合おうとしている方々にとって、何よりの励みになると思います。今回の特集が、そんな「ちょうどいいスマホライフ」を見つけるきっかけになれば嬉しいです。

『家の光』2026年8月号は、2026年7月1日発行です。お近くにJAの組合員さんがいらっしゃる方は、ぜひ手に取ってみていただけたらと思います。

これからも「いなわくTV」では、誰にでも「自分にもできそう」と思っていただけるような発信を続けていきます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

★家の光|2026年8月号


https://www.ienohikari.net/press/hikari/detail/128