【Safariの「履歴を消す」と、写真や連絡先まで消えてしまうと思っていませんか?】
iPhoneでインターネットを見るときに使うSafariには、「履歴」「Cookie」「キャッシュ」など、聞き慣れない言葉が出てきます。
Webページがうまく表示されないとき、「履歴とWebサイトデータを消してください」と案内されることもあります。
でも、何が消えるのか分からないと怖いですよね。
Appleの公式案内をもとに、意味を整理してみます。
■ 「履歴」とは?
履歴は、Safariで「どのWebサイトを見たか」という記録です。
たとえば昨日、天気予報、病院、旅行サイトを見た場合、その訪問記録が履歴に残ることがあります。
履歴を使えば「昨日見たページをもう一度開きたい」というときに探しやすくなります。
履歴を消すと、この「見たページの記録」が消えます。
iPhoneに保存してある写真や連絡先を削除する操作ではありません。
■ 「キャッシュ」とは?
キャッシュは、Webページを次に開くときに速く表示できるよう、画像などの一部を一時的に保存しておく仕組みです。
たとえるなら、よく使う道具を毎回倉庫まで取りに行かず、机の近くに置いておくようなものです。
便利ですが、古いデータが残っていると、Webサイトを更新したのに古い画面が表示されるなど、表示トラブルの原因になることがあります。
そのため、Webサイトが正常に開かないときの対処として、キャッシュの削除が案内されることがあります。
■ 「Cookie」とは?
Cookieは、Webサイト側がブラウザーに保存する小さな情報です。
ログイン状態やサイト内の設定などに使われることがあります。
Cookieを消すと、今までログインしたままだったWebサイトで、もう一度ログインを求められることがあります。
ここが一番注意したい点です。
パスワードを覚えていないサービスがあるなら、何も考えずに全部消す前に、再ログインできるか確認しておくと安心です。
■ iPhoneで履歴などを消す方法
Appleの現在の公式案内では、
1. 「設定」を開く
2. 「アプリ」をタップ
3. 「Safari」を選ぶ
4. 下へスクロール
5. 「履歴とWebサイトデータを消去」をタップ
6. 消去したい期間を確認
7. 「履歴を消去」をタップ
という手順です。
iOSのバージョンによって画面構成が変わることがあるため、古い解説では「設定→Safari」と書かれている場合があります。現在のiPhoneでは「設定→アプリ→Safari」と進む案内になっている場合があります。
■ 「全部消す」しかないわけではありません
Appleの案内では、消去する期間を選べる場合があります。
「最近見たページだけ整理したい」のに、何年分もまとめて消す必要はありません。
操作画面に期間の選択肢が出たら、何を消すのか確認してから進めましょう。
■ 履歴を消すとパスワードも全部消える?
Appleは、Safariの履歴を消去しても自動入力の情報は変更されないと案内しています。
ただし、WebサイトのCookieなどが消えることで、サイトからログアウトされ、再度パスワード入力が必要になる場合があります。
「保存済みパスワードそのもの」と「サイトにログインした状態」は別物だと考えると分かりやすいです。
■ どんなときに消せばいい?
毎日必ず消す必要はありません。
たとえば、
- 特定のWebサイトが正しく表示されない
- 古い内容が表示され続ける
- Safariのトラブル対処で公式サポートから案内された
- 共有端末で閲覧履歴を残したくない
など、目的があるときに行います。
「容量を空けたいから毎日全部削除」という使い方は、再ログインなどの手間が増えることもあります。
■ 消す前に確認したいこと
① よく使うサイトのログイン方法を覚えているか
② 大切なページを履歴だけに頼っていないか
③ あとで見たいページはブックマークなどに保存したか
④ 本当にSafariの不具合なのか
大切なページを「履歴からまた探せばいい」と思っている場合、履歴を消すと探しにくくなります。
必要なページは、先にブックマークへ登録しておきましょう。
■ 「履歴を消す」と「タブを閉じる」も違います
タブを閉じる=今開いているページを閉じる
履歴を消す=過去に見たページの記録を消す
別の操作です。
机にたとえるなら、タブを閉じるのは「今机に広げている本を閉じる」、履歴を消すのは「これまで読んだ本の記録を消す」ような違いです。
■ 今日覚えておきたいこと
Safariの履歴を消す操作は、iPhoneの写真や連絡先を全部消す操作ではありません。
ただし、CookieなどのWebサイトデータを消すと、サイトによってはログアウトされることがあります。
「何となく掃除した方がよさそう」で実行するのではなく、何を解決したいのかを決めてから使うのがおすすめです。
Safariの調子が悪いときは、まずページの再読み込みやiPhoneの再起動など簡単な確認をし、それでも改善しないときに、公式案内を見ながら履歴やWebサイトデータの整理を検討してみてください。
